第二次安倍政権が誕生し約半年が経ちました。私も、衆議院財務金融委員ならびに内閣委員として、通常国会に臨ませて頂いております。
お蔭さまで、株式・為替市場はもとより経済界と政治との親和性が、前政権とは異なり、高くなったと感じます。無論、株やドル円といった、期待によって形成された市場価格に慢心することはありません。
これから、いわゆる成長戦略を具体化し、この浮揚感を実物経済へと結実するよう、引き続き努めていくことは当然です。
一方、経済環境が好転すれば、私たちが長年苛まれた負の部分が顕在化しにくくなります。しかし、パラダイムシフトができずに、ゆっくりと縮んでしまった日本。その構造的な問題に、私は腰を据えて取り組みたいと思います。
デフレ、少子化、巨額債務(国の借金)という難題は、のどもと過ぎれば熱さを忘れるというような話ではありません。丁寧に洗練された政策で、数十年単位で対峙していかなければなりません。あわせて、憲法を見つめ直すことや、地方分権・道州制、社会保障制度の再構築、エネルギー政策など、肝心なことを先送りせずに、きちんと確実に行う必要があります。
ダイナミックに、そして心地よい愉しい社会へ、一人ひとりが展望を見出すことのできる、日本の新たな成長軌道へ進むことが本義です。
私自身、その本義を実現するために、政権与党である自民党の一員として、この神奈川9区を代表して参加させていただきます。そして、皆様からお与え頂きました重責を、全身全霊、誠心誠意、全ういたしてまいります。