こんにちは、中山のりひろです。
お蔭様で、衆議院において財務金融委員を拝命し金融財政を、内閣委員として内閣の重要政策や経済財政を中心に担当しております。
ESGとは、環境(Environmental)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)のことです。特に、それらを配慮し、長期的な視点でおこなわれる投資をESG投資といいます。2006年に国連・アナン事務総長(当時)が「国連責任投資原則(PRI:Principle for Responsible Investment)」を発案し、ESG問題が企業価値に影響するという考えに基づき、投融資活動に際しESG情報を取り入れることで、より広範な社会の目的を達成できると提唱したのがきっかけです。
昨年秋、国民の年金積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)もESG投資を推進すると決めました。
環境分野では、温室効果ガスの排出削減、再生エネルギー・水素社会、蓄電池、省エネルギーを推進し気候変動や環境汚染に配慮すること、生物多様性を大切にすること。
社会分野では、人権、ダイバーシティ(多様性)やインクルージョン(受容)、女性や高齢者の活躍推進、若者の雇用対策、地域コミュニティーとの関係を重視すること。
ガバナンスでは、スチュワードシップ・コード(責任ある機関投資家の行動原則)、コーポレートガバナンス・コードによる取り組みが始まっています。
一方、我が国は人口減少・超高齢化、公的部門の巨額債務、地域社会の停滞といった課題が顕在しています。社会保障費をはじめとし、インフラの老朽化等にともなう将来の社会負担は、次代への大きな制約となりつつあります。
私たち日本の経済社会に魅力ある未来を展望し、国際社会の問題を解決していくためには、科学技術を今後さらに進化させていくことが不可欠です。
あらゆるものがインターネットでつながるインターネット・オブ・シングス(IoT)、ロボット、人工知能(AI)、ビッグデータ解析、G空間(地理空間)情報、再生医療、脳科学など、科学技術のイノベーションを幾重にも生み出す、世界の先駆者として挑戦できる日本をぜひ皆さんと一緒につくっていきたいと思います。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。