こんにちは、中山のりひろです。
お蔭様で、衆議院において財務金融委員を拝命し金融財政を、内閣委員として内閣の重要政策や経済財政を中心に担当しております。
九州熊本地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
ひとたび自然災害に遭うと、長年築いてこられた日常をとりもどすには相当な月日、ご苦労を余儀なくされます。私たちは首都圏での災害に備え、被害を最小限にするための事前防災をはじめ、二次災害へ不用意に巻き込まれぬよう、皆様のご協力のもと、きめ細かな対策を推し進めていきたいと存じます。
いま、先進国は総じて低成長、低インフレに喘いでいます。
グローバル化、市場化の流れのなか、新興国の設備過剰や資源国の輸出不振も相まって、物価、賃金ともに世界価格へと収れんしつつあります。一方で経済格差、特に若年層の不均衡、鬱憤が国際社会の不安定を誘引しています。
どの国よりも先に、労働人口減少、超高齢化、デフレといった難題に直面している我が国は、そのソリューションを世界に求めるのではなく、私たちの社会構造を中から転換し、導き出したいと思います。
例えば、私たちにとって充実した暮らしとはなにか?機能的に働けるシステムは?嬉しい愉しい消費はなにか?
家庭や仕事、地域での過ごし方、そして、教育や社会保障にいたるまで、経済社会を支えてきた慣行、固定観念から進化を遂げなければなりません。
一人ひとりが時間のもちかたを演出できる。特に、洗練された意味のある大切な時間、家族のペースに合った時間がつくれる社会にする。
日本は完全雇用に到達し、表面的には未稼働資源はありません。フル稼働しても潜在成長率がゼロ近くで喘ぐ日本から、ヒト・モノ・カネ・情報を柔軟に最適化できる環境へ。介護•育児がしにくい私たちの典型的な働き方から、オープンイノベーションやコンソーシアムのような集中力の高まる新たな仕事のやり方へ、そして、多様な生活様式が包摂される日本へ、皆様と一緒に進んでいきたいと思います。